23期大城英天・22期比嘉篤志 ロンドンで沖縄アート発信

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2012年07月04日 08:15

2012年7月2日(月) ~沖縄タイムス記事より~

【ミラー・メリア通信員】現代アートなど県出身作家13組による展覧会LOOCHOO(ルーチュー)展が、4月25日~30日までの6日間、ロンドン市内のクリプトギャラリーで開催され、延べ1500人が会場を訪れた。

 25日のオープニングイベントには、悪天候にもかかわらず約500人の来場者がギャラリーを訪れた。ロンドン沖縄三線会と沖縄のミュージシャンのラコルドがセッションし、その音楽に合わせてpokke104(池城由紀乃)さんと英天さんがライブペインティングのパフォーマンスを披露。来場者は沖縄の音楽と現代アートのコラボレーションを存分に堪能していた。

 展示会のオープニングを祝う「かぎやで風」の踊りを伊是名祐子さん(那覇市)が披露。ラコルドと野村流古典音楽保存会、琉球古典音楽湛水流保存会師範のロビン・トンプソン氏との「かぎやで風」の共演もあった。市内でも有名なアートギャラリーが、一転して南国沖縄の独特な雰囲気に染まり、多くの来場者を魅了していた。


大城英天
ロンドンで沖縄アート旋風を巻き起こしたLOOCHOO展=イギリス







 日本人留学生の一人は「大好きな沖縄をイギリスで体感できるとは思わなかった。13人ものアーティストの作品を一度に目にすることができて、この感動を言葉に表すことができない」と涙を浮かべながら述べた。「沖縄の音楽に期待して来た。とても素晴らしい展示会だった」と絶賛した英国人も大勢いた。

 LOOCHOO展実行委員会の比嘉篤志さん(那覇市)は「ロンドンでアート展を開催できたことがうれしい。次は沖縄の若いアーティストを巻き込んで、世界中で沖縄の文化を発信していきたい」と熱く今後の抱負を語った。

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