12年に1度の「ヒーヤイ」響く 「龕ゴウ祭」繁栄祈願

tomiko-soccer-ob

2012年09月29日 08:00

2012年9月 ~琉球新報記事より~

かっこいい~







【豊見城】住民の無病息災、地域の繁栄を祈願して12年に1度、辰年の旧暦8月9日に行われる同市高安の「龕(がん)ゴウ祭」が24日、高安公民館周辺で盛大に催された。地域を挙げて練習を重ねてきた舞踊や棒術、旗頭などを奉納した。祝賀会も開かれた。
 龕は葬式のひつぎを入れる担ぎ輿(こし)で、高安の龕は約250~300年前に字豊見城の沢岻家から譲り受けたと伝えられる。沖縄戦で焼失したが、1952年に再建。12年に1度の辰(たつ)年に補修を兼ね、龕に宿る霊を鎮め、地域の繁栄を祈願する祭りを行っている。
 午前中から供物を携え御願(うがん)が行われ、龕を納めている龕屋から龕を公民館に移動。公民館前では厄払いとして旗頭や棒術、舞踊などを次々と披露。宜保晴毅豊見城市長も棒術に参加し、祭りを盛り上げた。東西に分かれ集落内の2カ所を参拝し舞踊や棒術を奉納。
 最後は公民館前から龕を担ぎ龕屋までの約400メートルを「ヒーヤイ」と声を掛けながら勇壮に道ジュネーが行われた。雨が降る中、平日にもかかわらず住民が繰り出し、市内外からも見物客が訪れた。

イケてるね~







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