重量挙げ 金城(豊見城)女王の貫禄

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2011年07月25日 08:15

~2011年7月25日(月):沖縄タイムス記事より~

 重量挙げの第13回全国高校女子選手権大会最終日は24日、新潟県のニューグリーンピア津南体育館で行われ、75キロ超級の金城絵里香(豊見城3年)がスナッチで大会新記録の93キロ、ジャークでは日本高校新記録となる115キロを挙げ、トータルでも208キロの日本高校新記録で優勝した。

 豊見城は69キロ級の阿部美月(2年)がトータル150キロを挙げ準優勝。前日の48キロ級でトータル準優勝した友利美樹(3年)らの成績を合わせて学校対抗戦で61点を獲得し、2連覇を果たした。





75キロ超級のジャークで日高新の115キロを挙げ、トータルでも日高新の208キロで優勝した豊見城の金城絵里香
新潟県・ニューグリーンピア津南体育館







金城、女王の貫禄

 新潟県で24日に行われた重量挙げの第13回全国高校女子選手権大会最終日で、75キロ超級の金城絵里香(豊見城)が、スナッチ93キロ、ジャーク115キロを挙げ、トータル208キロで優勝した。2位に18キロ差をつけた。自らが持つジャークとトータルの日本高校記録を更新した。63キロ級の島袋美沙紀(辺土名)は6位、69キロ級は阿部美月(豊見城)が2位、崎浜華子(名商工)が4位、75キロ級は岸本有未(豊見城)が4位、小禄亜耶乃(沖縄工)が6位に入った。団体は豊見城が2連覇を達成した。


[ヒロイン]
日高記録を6キロ更新
監督太鼓判 伸び盛り


 75キロ超級の金城絵里香(豊見城)がわずか1カ月前の全日本選手権で自らが打ち立てたジャークとトータルの日本高校記録を塗り替えた。ジャークが3キロ上乗せの115キロ、スナッチは日本高校記録にあと2キロの93キロ、トータルでは6キロ更新の208キロだった。

 短期間での記録アップに金城は「スナッチの引き付けやジャークのひじの返しなど、フォームをチェックしたことが記録の伸びにつながった」と成果を強調。団体2連覇が懸かり、ガチガチの緊張状態での試技となったが、その中でも、しっかり記録を残すあたりは「女王」の貫禄だ。

 金城政博監督は「柔軟性もついてきた。近いうちにスナッチ100キロ以上、ジャークも130キロ以上はいける」と太鼓判を押す。

 11月にはレディースカップが控える。「また更新したい」と金城。「今が伸び盛り」(金城監督)の大器は歩みを止めない。

豊見城、団体連覇
69キロ阿部2位 75キロ岸本4位


 ○…団体で61点を挙げ、2位の鳥羽(京都)に6点差をつけ2連覇を飾った豊見城。48キロ級の友利美樹と69キロ級の阿部美月が2位、75キロ級の岸本有未が4位、75キロ超級の金城絵里香が1位と、チーム一丸で優勝を勝ち取った。

 金城政博監督は「団体は最大7人。うちは4人の少人数でよくやった。特に阿部、岸本の2年生が踏ん張った」と褒めた。主将の友利は「みんなよくやった」とうれしそう。阿部は「2位は予想外の出来」と喜び、全国大会は初めてという岸本は「うれしいけどスナッチはもっと伸ばせたはず」と高みを見据えた。

学校対抗戦で2連覇を果たした豊見城





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