入場行進&チーム紹介(昭和51年度 全国高校サッカー選手権)

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2011年02月27日 08:01

昭和51年当時のサッカーマガジンの記事です。







県立豊見城高校
沖縄県豊見城村真玉橋二一七

部長 監督 屋比久正


昭和三十六年琉球大学を卒業。
四十七年に豊見城高に赴任し、以来監督をつづけている。
サッカーを始めたのは八年前からで、それまでは体操で県代表選手として、国体に参加したこともある。


昭和四十一年創立。
那覇市南側を流れる国場川の下流に漫湖をはさんで、緑に囲まれた静かな環境にある。
生徒数は千五百人。
クラブ活動も盛んで、全国総体では弓道部が全国制覇し、野球部が甲子園を沸かせたこともある。

◆チームのプロフィール
部員数三十三人、うち二人は女子マネージャーである。
今回は総体予選に敗れた。
二学期から五十二年度に向け二年生主体に「走るサッカー」をモットーとして、体力づくりをやりながら県予選を迎えた。
一戦一戦、反省を生かしながら戦ったのがよかった。
新城、瀬長の両ウイングからの攻撃が多く、特に足の速い瀬長のほうへ相手をひきつけておき、CFの比嘉を軸にHBからの攻撃を得意としている。

◆今年のポイント
毎日の練習は二時間程度である。
九月は走力とパスのトレーニングに重点をおいた。
十月からは、走力とパスにシュート練習を加えた。
また練習試合で、攻撃の練習も行った。

◆沖縄代表まで
沖縄の参加は三十八校。
豊見城は第一戦に中部農林と対戦したが、HBの名城、下地、金城ら二年生トリオが試合経験不足のため実力を発揮できず、苦しい試合で始まり、3-2で辛勝した。
しかし、しだいに調子をあげ、自分たちのペースで試合ができるようになり、二回戦沖縄工を4-2、三回戦には総体出場の前原を4-1と下し、準決勝では中央を5-0(シュート数豊見城30、中央1)と一方的に破った。
決勝戦は準決勝で興南を2-1と下した普天間。
中央から攻め込んでくる突進型の普天間に対して、豊見城は縦パスを多く使い、徹底的に横からボールを運び、ウイングを使って攻め、相手の突進をかわした。
シュート数も20-11と圧倒的に豊見城が多く、3-1で勝利を握った。

1  GK  大城 成房  2年  豊見城中
2  FB  玉城 吉貴   3年  神原中
3      知念 良明   3年  神原中
4      富山 嘉範   3年  真和志中
5      小那覇芳丈  2年  真和志中
6  HB  名城 政健  2年  古蔵中
7      下地 裕喜  2年  神原中
8      金城 正彦  2年  上山中
9  FW   新城 英二  2年  上山中
10      比嘉 良忠  3年  真和志中
11      瀬長 盛光  3年  豊見城中
12  SUB 冨里 盛忠  2年  古蔵中
13      国吉 清文  2年  古蔵中
14      新里  充   2年  真和志中
15      親泊  元   2年  上山中
16      当間 嗣郎  2年  真和志中
17      平良 義光  1年  小禄中

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